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バルトレックスの単純疱疹に対する効き目は?再発予防にも効果的

バルトレックスは、バラシクロビルを有効成分としたヘルペス治療薬です。バラシクロビルは、ヘルペスウイルスのDNA複製を阻害することで、ウイルスの増殖を防ぐ効果を発揮する成分で、これにより単純疱疹や帯状疱疹、水ぼうそうへの治療が可能となります。また、バルトレックスは、ゾビラックスやファムビルなどのヘルペス治療薬と比較して、治療効果や1日当たりの服用回数、価格などのバランスが優れているため、最も使用頻度の高いヘルペス治療薬となっています。

バルトレックスの単純疱疹への治療効果は、国内における臨床試験によって実証済みです。単純疱疹患者に対して、1回当たりバラシクロビルとして500㎎を1日2回投与した結果、40人中36人に症状改善が認められ、有効率は90.0%でした。また、ゾビラックスの有効成分であるアシクロビルとの比較実験も行われており、147人の患者に対して、1回200㎎のアシクロビルを1日5回投与した場合と、1回500㎎のバラシクロビルを1日2回投与した場合を比較した結果、147人中141人に有効性が認められ、95.9%の有効率となりました。これらの臨床実験結果からも、バルトレックスの単純疱疹への治療効果が非常に高いことが分かります。

この治療薬は単純疱疹への治療だけではなく、性器ヘルペスの再発予防にも使用可能です。ヘルペスウイルスは、人間の体に感染すると神経節に潜伏するという特性があり、バルトレックスなどの治療薬を使用しても神経節に潜んだウイルスは排除できません。そのため、ヘルペスは再発する恐れがある病気なのですが、その中でも特に性器ヘルペスは再発率が高く、人によっては1か月に1~2回も再発することがあり、再発を繰り返していると心身にかかる負担は非常に大きくなります。

そこで、1年に6回以上性器ヘルペスを再発している人を対象に、バルトレックスを使用した再発抑制療法と呼ばれる治療法が承認されています。再発抑制療法は、症状が現れていないときであってもバルトレックスを毎日服用することで、再発を予防するという治療法です。この治療方法を行うことで、バルトレックスの服用期間中における再発率の改善はもちろん、治療後の再発率も改善されると言われています。性器ヘルペスの再発率が高い人は、神経節に多くのウイルスが潜伏した状態であると考えられますが、バルトレックスを服用し続けることで、新たなウイルスが神経節に潜伏することを防ぐことが可能です。また、すでに潜伏したウイルスも寿命を迎えることで、神経節に潜伏したウイルス数を減らすことが可能となるため、治療後の再発率の改善にもつながるのです。なお、再発抑制療法は保険適応されるため、治療費を抑えることも可能となっています。