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ヘルペスの治療薬にはどんなものがあるの?

薬を飲む男性

ヘルペスは、ヘルペスウイルスが原因で発症する感染症です。人間に感染するヘルペスウイルスは8種類存在しますが、感染のほとんどは口唇・性器ヘルペスの原因となる単純ヘルペスウイルスか、水ぼうそうや帯状疱疹の原因となる水痘・帯状疱疹ウイルスの2種類です。これらのウイルスは同じ仲間なので、どちらも同じ作用を有する抗ウイルス薬を使用した治療が行われます。

ヘルペス治療に用いられる抗ウイルス薬としては、アシクロビルやバラシクロビル、ファムシクロビルなどが挙げられます。これらの抗ウイルス薬は、ウイルスのDNA複製を阻害することで増殖を抑制する作用がある治療薬で、基本的に入手するためには医療機関への受診が必要です。また、治療薬の剤形としては、錠剤や顆粒剤などの内服薬と、軟膏やクリームなどの外用薬に分けられます。

抗ウイルス薬は、年齢や症状に応じて適切なものが選択されますが、基本的には内服薬による治療が行われることが多いです。その中でも、国内で最も使用されているのはバラシクロビルの内服薬で、バルトレックスという名称で処方されています。ただし、口唇ヘルペスの再発など比較的軽度の症状の場合は、軟膏などの外用薬が処方されることもあります。また、重症化している場合は、抗ウイルス薬を点滴することもあり、その他にも症状に応じて抗うつ剤やビタミン剤、抗生物質などが使用されることもあるようです。なお、これらの抗ウイルス薬にはジェネリック医薬品が存在するため、治療費を抑えたい場合はジェネリック医薬品も選択可能となっています。また、現在は帯状疱疹のみの適用となりますが、2017年にはアメナメビルという新薬も販売が開始されています。それまでの内服タイプの抗ウイルス薬は、尿として有効成分が排出されるため、腎機能の低下が認められる人は内服薬を使用できないこともありました。しかし、アメナメビルの場合、有効成分は主に便として排出されるため、腎機能が低下している人であっても安全に服用可能です。現在は販売開始から間もないため、薬価は高額ですが、帯状疱疹の治療における新たな選択肢として注目を集めています。

なお、口唇ヘルペスの治療薬であれば、ドラッグストアなどで購入できる市販薬も存在します。市販されている抗ウイルス薬は、軟膏などの外用薬しかありませんが、手軽に購入できるというメリットがあり、現在は通販サイトを利用することでも購入可能です。ただし、抗ウイルス薬の市販薬は、原則として再発時のみしか使用できません。自身では口唇ヘルペスだと思っていても、異なる病気である可能性もあるため、初めて発症した場合は必ず医療機関を受診しましょう。