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ヘルペスの症状は?かかったヘルペスの種類によって様々な症状がある

錠剤を持っている男性

一口にヘルペスと言っても、その症状は感染したウイルスの種類や感染部位によって異なります。この感染症は、ヘルペスウイルスが原因で発症する感染症ですが、このウイルスは様々な種類が存在します。人間に感染するものとしては8種類存在しますが、感染のほとんどは口唇・性器ヘルペスの原因となる単純ヘルペスウイルス(HSV)と、水ぼうそうと帯状疱疹の原因となる水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の2種類です。HSVには1型(HSV-1)と2型(HSV-2)の2種類存在しており、1型は主に口周りに感染することが多いものの、性器にも感染するのに対して、2型は主に性器周りに感染します。感染力についてはVZVの方が強く、飛沫感染と接触感染が感染経路となりますが、HSVは接触感染が主な感染経路で飛沫感染することはありません。

主にHSV-1が原因で発症する口唇ヘルペスは、口角など口周りを中心に発症する種類のものです。症状としては、初めは患部にヒリヒリ、ピリピリといった違和感が生じるとともに、皮膚が赤くなります。その後、数日程度経過すると、かゆみや痛みを伴う小さな水ぶくれが複数個発生しますが、この水ぶくれは時間経過とともにかさぶたになっていき、約2週間で治まることが多いです。

性器ヘルペスは、主にHSV-2が原因ですが、HSV-1に感染することでも発症します。症状としては、男女ともに初めは性器やお尻周りに違和感が生じて、その後かゆみや痛みを伴う水ぶくれが複数個発生するのが特徴です。発生した水ぶくれを放置していると、数日後には破れてしまい、患部がただれた状態となることで激しい痛みが生じます。特に女性の方が痛みが強くなる傾向があり、歩行や排尿が困難になるケースも少なくありません。また、再発率が非常に高いのが特徴で、性器ヘルペスを発症した80%の人は1年以内に再発すると言われています。

VZVに初めて感染した際に発症するのが、水ぼうそうです。発熱とともに、全身に強いかゆみを伴う水ぶくれや赤いブツブツなどの発疹が発生します。発生した発疹は、かさぶたへと変わることで治まっていきますが、全てのかさぶたが剥がれ落ちるまでに3週間程度かかるとされています。

水ぼうそうが治まった後、体内に潜伏していたVZVが何らかの原因で再び増殖することで発症するのが帯状疱疹です。一般的に、体の片側に帯状に発症することが多く、痛みを伴う小さな水ぶくれが発生します。また、水ぶくれなどの症状が現れる前にも痛みを感じることが多く、水ぶくれがかさぶたに変わり、剥がれ落ちるまでに3週間程度を要すると言われています。なお、水ぶくれなどの症状が治まった後にも、長期間痛みが持続する帯状疱疹後神経痛という後遺症が発生する可能性もあります。このように、ヘルペスにはHSVとVZVという2種類のウイルスが存在し、感染したウイルスや感染部位によって症状が異なります。しかし、どのような症状であっても早期治療を開始することが重要という点においては変わりません。