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ヘルペスは早期治療した方がいい!悪化してしまうとどうなるのか

病原体

ヘルペスには、原因となるウイルスや発症部位によって、大きく単純疱疹(口唇・性器ヘルペス)と帯状疱疹に分けることができます。これらは、発症部位が異なるとともに、症状にも違いがありますが、どちらも早期治療が重要であることに変わりはありません。

基本的に口唇ヘルペスは、口周りに水ぶくれが生じる程度の軽症であることが多いのですが、発症部位が目立つ場所なので、特に女性の場合は精神的なストレスと感じるかと思います。また、水ぶくれは自然にかさぶたに変わって治癒していきますが、自然治癒した場合は痕が残る恐れがあります。そのため、早期回復および痕を残さないためには、水ぶくれが発生した時点で治療を開始することが重要です。

性器ヘルペスの場合は、口唇ヘルペス同様に発生した水ぶくれを放置すると痕が残る恐れがあります。また、発生した水ぶくれを放置していると、水ぶくれが破れて患部がただれた状態に悪化してしまい、激しい痛みが生じることがあります。重症化して激しい痛みが生じると、歩行や排尿が困難になるケースも少なくありません。また、一般的にウイルスに初めて感染した際に性器ヘルペスを発症した場合は重症化しやすく、高熱や頭痛、倦怠感、リンパ節の腫れなどの症状も発生することがあります。このように、性器ヘルペスは口唇ヘルペスとは違い、放置していると日常生活に支障が出るほど激しい痛みなどが生じる恐れがあるため、早めに抗ウイルス薬を服用することが重要です。

帯状疱疹の場合は、皮膚症状が発生している際の痛みも強いのですが、最も懸念されるのは皮膚症状が治まった後の後遺症です。一般的に単純疱疹の後遺症は帯状疱疹後神経痛と呼ばれており、長期にわたって痛みが持続しますが、場合によっては、日常生活に影響が及ぶほど激しい痛みに襲われることもあるとされています。帯状疱疹後神経痛は、ウイルスによって神経節が傷つけられることで発生すると考えられている後遺症です。そもそも、帯状疱疹は、水ぼうそうが治まった後に神経節に潜伏したウイルスが、免疫力の低下などが原因となり再び増殖することで発症します。増殖したウイルスは、潜伏していた神経節から神経を通って皮膚へと移動していきますが、この際に神経節が傷つくと言われています。そのため、帯状疱疹後神経痛を防ぐためには、少しでも早く治療を開始して、神経内を通過するウイルスの数を減らすことが重要です。

このように種類を問わず、早期治療を開始することが重要となります。基本的に、ヘルペスは水ぶくれが発生する前に皮膚にヒリヒリ、ピリピリといった違和感が生じることが多いため、この時点で抗ウイルス薬を服用すれば、症状を悪化させずに治癒させることが可能とされています。