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ヘルペス治療薬のファムビルの効果と飲み方は?用法用量についてもご紹介

頭を抱える男性

ファムビルは、有効成分としてファムシクロビルが配合されたヘルペス治療薬です。ファムビルは比較的新しい治療薬で、日本においては、まず2008年に帯状疱疹への適応が認められ、その後2013年には単純疱疹への適応も認められています。また、2020年2月には、再発性の単純疱疹への治療において新しい用法用量が追加されました。これにより、単純疱疹における治療の幅が広がることが期待されています。

ファムビルの有効成分であるファムシクロビルは、ヘルペスウイルスのDNAの複製を阻害する作用を有しており、この作用によってウイルスの増殖を抑制します。ファムシクロビルは体内に吸収されると、肝臓でペンシクロビルという成分へと変換されるプロドラッグです。肝臓で変換されたペンシクロビルという成分は、その後ヘルペスウイルスが感染した細胞内でペンシクロビル3リン酸という物質に変換されます。ペンシクロビル3リン酸は、ヘルペスウイルスがDNAを複製するために必要となる酵素と構造が非常に似ている物質です。ヘルペスウイルスは、誤ってペンシクロビル3リン酸を取り込んでしまうことで、正常なDNA複製ができなくなります。このような仕組みで、ヘルペスウイルスの増殖を抑制するのです。

ファムビルの用法用量は、単純疱疹と帯状疱疹で異なります。単純疱疹の場合は、1回1錠(ファムシクロビルとして250㎎)を朝昼晩の1日3回服用します。一方、帯状疱疹の場合は、1回当たり2錠(ファムシクロビルとして500㎎)となり、朝昼晩の1日3回の服用です。なお、容量や服用期間に関しては症状や腎機能によって適宜変更されるため、必ず医師の指示に従って服用しましょう。

また、2020年に追加された用法用量では、再発性の単純疱疹に対して、1回4錠(ファムシクロビルとして1000㎎)を2回服用することも可能となりました。この方法でファムビルを服用する場合は、予め医療機関で処方してもらうことができ、患者の判断によって服用可能です。ただし、1年に3回以上再発を繰り返している人が対象で、再発する前に生じる患部の違和感やヒリヒリ感などの初期症状を正確に判断できることが予め処方してもらう条件です。また、1回目の服用は初期症状が発生してから6時間以内に服用する必要があり、1回目の服用から12時間後が2回目の服用タイミングとなります。なお、2回目の服用の許容範囲としては1回目の服用後6~18時間後とされています。このような方法でファムビルを服用すれば、再発する前にヘルペスウイルスの増殖を抑制できるため、症状が現れにくくなるとともに、症状悪化を防げるのです。